2015年5月4日月曜日

卓球 - グルーじゃないけど挙動不審なラバー。(後編)




こちらも合わせてお読みください。

在る。: 卓球 - グルーじゃないけど挙動不審なラバー。(前半)
http://y-gensen.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html










その日は、そういう挙動不審なラバーを相手していて苛立っていた。
相手のレベルにどうやってもたどり着けない自分に苛ついていた。
しかも、こんなに短期間でこんなに差が離れるワケがない。

何か特訓をしたんじゃないか。何か。



ということで、ついに僕は全力を出さざるを得なくなって
「ご期待に応えるように努力します」「潰します」と言っての全力プレー。
アンチの挙動をしてようが普通に掛かってようが
(回転量としては高弾性という極普通のどこにでもある日本のラバー程度)、
そんなの関係ねえ、全部上書きして持って行ってやる。

それはさっき言ったような短期間で何故こんなに、という劣等感からくるもので、
さすがに5分5分の状態にまで持ち込めたが、僕の中ではまだ、まだ足りない。

何かがおかしい。

僕の回転が残って帰って自滅するのはいい、
しかし、相手から打ちに行った時に掛かっているのは納得行かない。
そんなラバーは卓球界に存在し得ない。それで、休憩中に確認しに行った。






僕が律儀に堅くなるのは空手道とかそういうところからきていると思っているんだけど、
流石にやっていいことと悪いことが有るんじゃないか。そのカテゴリの人間として。






でも、勘違いされてしまったかな。
あいにく、僕はそこまでピュアじゃない。わかってて敢えてやっているから質の悪い人間です。
本来ならば僕は責められるべき人間だろうと思っているけど、
こんな不恰好な生き方しかできないから、不愉快なときは不愉快とハッキリ言ってほしい。






中国粘着で僕の回転が残って返っていること自体が不審なんですよ。
でも、もういいか。さすがにしつこいな。


こうやってグチグチ愚痴を書き連ねるのは、その人に相当惚れ込んでいたってことだよ。
結構、もう50くらいの人だけど、すごく尊敬していた。

戻ってきてほしい。這い上がってきてほしい。そんな気持ちがいっぱいだ。






その人は、在る。
僕は、在り続ける。

たったそれだけの、選択をするかしないかの違いだけ。
人間として好きとか嫌いとか、そういう話とはまた別の次元。






最近泣いてばっかり。らしくない。