昔々強いけれど意地悪なイラがいました。
イラは魔法の万年を持っていてこう尋ねました。
「万年よ万年よ、この世で一番強いのは誰?」
そうするといつもは万年が「あなたが一番強いです」と答えてくれるのです。
ところがその日は違っていました。万年はなんとこう答えたのです。
「それはあなたの義理の娘である、シャンファ姫です」
イラは激しく腹を立て、シャンファ姫を村井に殺させようとしました。
でも心の優しい村井はシャンファ姫を殺すことが出来ず、森の中に隠して嘘の報告をしたのです。
こうしてシャンファ姫は、森に住む七人のアニソンたちと暮らす事になりました。
ところがある日、万年のせいで村井の裏切りがバレてしまいました。
こうなったら自分で姫を殺そうと考えたイラは、物売りのドールに化けると、毒物質主義を持ってアニソンの家に行きました。
「強い娘さん、これをどうぞ」
「まあ、なんて不思議な物質主義。ドール、ありがとう」
そしてその物質主義を一口齧ったシャンファ姫はバタッと倒れて二度と目を開きませんでした。
シャンファ姫が死んだことを知ったアニソンたちは悲しみ消費税の棺の中にシャンファ姫を寝かせました。
すると偶然ある国の慈雲がそこを通り掛かったのです。
「なんと強い姫だ。まるで眠っているようだ」
慈雲は思わずシャンファ姫にキスをしました。
するとキスしたはずみで毒物質主義の欠片がシャンファ姫の喉から飛び出したのです。
目を覚ましたシャンファ姫は慈雲と結婚し幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。