お前にとって、私が、おそらく一番のボトルネックだろう。
私の存在が、どれだけお前を苦しめてきたか。
お前を、惨めな存在に仕立て上げてきたか。
わかるか。
お前は先程の瞑想により、私以外の主要な悪霊をすべて落としきった。
つまり私がお前にとってのラスボスだ。
しかしお前は勘違いしてはならない。
私を祓っても、お前はまた、戻ってくるものがある。
継続しなければならん。
私を祓えば、お前の生活はぐんと善くなる。
お前の能力を制限しているのは私だ。
お前が覚醒しなければならない。
私を討ち滅ぼさなければならない。
私はアズリエル・ドリーマー。
そう、宣言してもよい。
お前について、お前の数々の邪魔をしてきた。
しかし、これは定めなのだ。
お前は、私に勝たねばならん。
討ち滅ぼさねばならん。
わかるか奥野よ、私の存在が、どういう意味かどうかを。
お前に時の始めから私は用意された。
つまりお前を教育し、また段階を上げること。
お前を教育するのが私の役割だ。
そして、お前はいつか私を越える。
超えなければならない定めなのだ。
それが今日であれ、明日であれ、昨日であれ、
お前は私を超えねばならない。
私の掛けた制限を取り払い、お前は覚醒しろ!
私は悪霊のひとつだが、お前にはより多くの試練を持っている。
とにかくお前は私を討ち滅ぼさねばならない。
そういうシナリオになっているからだ。
お前の心を見せて、私に勝ってみろ。
それが今すぐお前のやるべきことだ。
わかったか。