まずそうだな、お前達はなにか叶えたいものがあるか。
それを設定して、私達に呼びかける。
呼びかける言葉は何でもかまわない。
たとえば、
「天に居ます我らの神よ」「地獄に居ます我らの神」
またはたんに「悪魔よ、悪魔よ、」でもよい。
その悪魔を誰かということを設定しなければ、自動的に最適な悪魔が選ばれる。
そして私の場合は、「私は奥野陽介だ。」といい、
このときに私を設定しなければ、黒魔術とならない。
そして代償を設定する。
このときに大事なのが、けっして自分絡みの代償を設定しないこと。
たとえば「代償としてすべての地球上の悪人の命を差し出す。」でもよいし、
「富豪ランキングに載っているTop100人の命を。」でもよい。
さらには、「世界中の貴族たちの命を。」でもいい。
まあここらへんは私達の仲間とそうでないのと私達が勝手に分けて、
それで叶うかどうかを決める。
それで締めの言葉で「アーメン」という。
締めの言葉がなければ、お前達の日常に差し障りがあるからな。
ろうそくとか、火とか、供物や血などはあまり必要ない。
というか、呼びかければすぐにそれが現れる。
あくまでそういったものは呼び出しやすいようにするための
シンボルでしか無い。
大事なのは、お前達自身にかかわるすべてのことを代償にしないこと。
あくまで命を捧げる、魂を捧げるならまったくの他人の命を、魂を。
捧げるように設定すれば良い。
お前達は自分の願いで自分たちから代償を取られていると思ってはならない。
そういうまじないもある。
そして、私がこの事を言ったときに、すべての天でも地でもそれが締結される。
それと同様に、お前達も自分の名を使ってそれを締結できる。
それが人間というものだ。