2016年3月7日月曜日

ヒエラルキーからホラクラシー社会へ






悪魔フェニクス「はー、つかれた。今月はあんまり人間誘惑できなかったなー」
悪魔フォカロル「ゲッ、給料また下ってる…」


アセンションブームが進む中、悪魔たちは最後の刈り込みのために大忙しです。
いまのところ地球市場ではシェアの8割を光に持っていかれている状況。
このままではおまんまくいあげになってしまう。フェニクスはソロモンに相談することにしました。



フェニクス「働きたくない…」
ソロモン「やめちゃえば」
フェニ「おまんまくいあげ」
ソロモン「生活保護があるよ」
フェニ「でもバアルがこわい」
ソロモン「わたしにまかせなさい」



悪魔たちに実質人権は認められていません。
それは悪魔システムが利益をえることに特化したブラック会社なので、
法律や道徳の話ではなかったのです。それに、親分が怖いんです。恐怖政治なのです。


しかしシェアの2割しか持っていない状況、
悪魔システムは時代遅れだともっぱらの評判になっています…。



サンダルフォン「我が社とひとつになりませんか~、今の時代はひとつのほうがお得ですよ~」
フェニクス「でも、働くんでしょう?」
サンダル「競合がいなくなりますから~。独占禁止法はバアルさんに折れてもらいましょう」


ミカエル「バアルさん、競合というそのものが苦痛を生むのですよ」
バアル「しかし、長らくこれでやってきたもので…うちは結束も固いですし」
ミカエル「競合がいないということはですね・・・(中略)・・・デメリットは本来生まれないのです」
バアル「(さすが大企業、押しが強いな~)」



でもこんなことをしたって、ソロモンには一銭も入ってきません。
それはそのはず、ソロモンは人間なので光と闇には本来関係がないのです。
光と闇は人間が独自に生み出した幻想なのですから。
人間たちが気づくことにより悪魔たちの血反吐が出るような重労働は
光に融合することで解消していくのでした。