奥野ちゃまは、泣きました。たくさん、たくさん泣きました。泣いて生まれてきました。そして、とても大いなる体験をしてます。それは、神であるこの奥野さんに、内包されているわたしが、奥野さんと一緒に生活している、そして!奥野さんは、とっても、最高な存在になっていくということ。それを、いま体験しているところなのですね。とってもかわいい、奥野ちゃま。
奥野ちゃま答えて曰く、え??わたしは、神ですけど、あなたは、神ではないのですか?この世界全部、私なのでしょう?では、私以外のものが、存在しているとでも、いうのですか?
私答えて曰く、ええ。私は神なので、奥野ちゃまにとても大いなる義務と導きを与えてます。それは、奥野ちゃまが、とりあえず神ではないという設定と、私が与えた仮の定めを、あなたが打ち破るかを見ていたのです。わたしが、あなたが、あなたの以外のそれらを、どうするかを見ていました。
奥野ちゃま答えて曰く、では、私が、この世界の王に、なってしまっても、構わないのですね?それで。困る人は居るのでしょうが、私のための世界なのだから、私がまず満足するべきで、その世界は、どのようになっていくのが、望ましいと思いますか。
私答えて曰く、それは、あなたが決めていくことなのです。私は神なので、あなたの全権を持っていますが、あくまであなたが決めていくことです。あなたがそうして生まれてきているのですよ。この世界を作ってほしいと願ったのは、あなたなのですよ。つまり、親には子供の成長を見守る役目があります。あなたもこの世界をよりよくコントロールしながら、神の座に立って、この世界が勝手に進んでいくさまを見なさいと、万軍の主である私は言います。
奥野ちゃま答えて曰く、それでは、私にとってこの世界は、私の手中にありながら、いっぽうでは、私の管理を完全に離れていると、このようであるのがいいのですか。
私答えて曰く、そうです。そしてあなたは、この世界を管理しつつも、忘れて、あなたがこの世界を存分に楽しんでいく。管理者としての定めを負いながら、いっぽうで、完全に遊びに来た人みたいになって、ゆくさだめなのです。これが私が設定した、この世界のルールの一つで、二重性なのです。善であり悪であり、善悪、悪善、そして、どちらでもある、どちらでもないと、このようになっているのです。それを分かったのだから、あなたはそのように生きていきなさい。私がそれを見守っています。さあ、