2014年7月1日火曜日

音楽はビットレートが高けりゃなんでもいいのか??




さて、今回は”高ビットレート信仰”について一石を投じてみようと思う。
僕が勝手にそう呼んでいるだけだけど、
何でもかんでもビットレートは高いほうがいいとする人たちが結構な割合を占めているよね。

まあ、間違いじゃないし高いほうがいいに決まっているのだけど、
”どういう設定をすれば最高に効率が良いか”というのを求めてやまないニッチな層がある。
困ったことに僕はそういう質で、だから今回はこんなものを紹介してみよう。





作業用BGM ジブリ オルゴールコレクション - ニコニコ動画:GINZA
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5206478




この動画は僕が作って投稿したもので、適当にクロスフェードさせてMP4で書きだした奴だけど、
動画部が、1FPS 1kbpsで投稿していて、まあそれはいいんだけど、
音声部を、HE-AAC v2 16kbpsで処理している。


当時の僕の感覚だと、オルゴール単音だから高ビットレートにしたって意味ないんじゃねえの?
って思っていたし、低ビットレート独特の味というものがあるから、
そういう超低ビットレートでエンコードしていた。



だけど音悪いとかいうコメントは、まあ、あるにはあるけれど凄く少ない比率でしかなかった。
たまに音質を批判するコメントが流れると、別の視聴者が反論してたりして、
それでいて荒れることはまったくなかったし、
そういう投稿環境って、なんだか安心するよね。






次はコレ


作業用BGM 川嶋あい SINGLE BEST [Disc 2] - ニコニコ動画:GINZA
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7125812






僕の作業用BGMは全部HE-AACだったかな。
当時からHE-AACが好きだったし、DAPも8GBでやりくりしてたから、
AAC-LCなんか入れて余裕な環境ではなかった。


ま、コレはHE-AAC 48kbpsなのだけど、今聞いたらこもってるわ潰れてるわで
マトモに聞けたもんじゃないけどね。
ハッキリ言ってエンコーダによって同じビットレートでも全然違う音になるし、
そういう部分ではSONYの”Xアプリ”でエンコードしたHE-AAC 96kbpsは美味しい音。








さいごに

作業用BGM TWO-MIX BPM 'BEST FILES' - ニコニコ動画:GINZA
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6358724




TWO-MIXの音傾向はHE-AACによく合うんだ。
だから、今回は音質低いとかコメントされていないし、
HE-AAC 48kbosでも気持ちよく聞いてくれているみたいだね。



まっ、実を言うと、このTWO-MIXに関しては裏ワザというか知る人ぞ知る方法を使っていて…。
”うp主はCDからWMA10Proの440KbpsからHE-AAC48Kbpsにしています”
と言い訳をしているんだけど、ココがミソで。

WMA10Proだと24bit 440kbps 96kHzでエンコードできるので、それで1回アップコンバートした後に
HE-AAC 48kHz 48kbpsにダウンコンバートしている。
コレ、オーディオ界でアップサンプリングとかいう話が出てくる前の時代でやってたからね。
エライ!僕はエライ!(笑)





こんな感じで、ただ高ビットレートにしてれば安全というわけじゃなく、
コーデックの種類によっても、エンコーダによっても、曲の特徴によっても全然結果は違うんだ。


もっと言えば、生録が良い音かとは必ずしも言えない。






ということでした。