2025年1月13日月曜日

望んで生まれてきたわけではない人々へ

 わたしは、奥野陽介として生まれて、この身体の中に入っている、動物の魂である。わたしは望まないで、ここに来たように思う。しかし、この地球に来た時点では、やはりこれは、望んで生まれてきたという格好にされてしまっている。

 しかしこれは、ある種の2重性なのだ。望んで生まれてきた部分と、望まないでこの運命を選んでしまった部分がある。それは、50:50とはいかないが、すこし、望んでこの星に来たという運命と、望まないで、この星の抗争ストーリーに参加させられているところがある。

 まあわたしなんかは、まだいいほうで、お客様としてこの星を、いろいろな苦しみや責め苦などから、解放されているような生活を送っている。わたしは労働者や数集め用の魂ではなく、あきらかに、いわばお客様なのだと、そのように思っている。

 まあしかし、この渦中にあって、渦中から出てしまっている魂だから、それは精神性のレベルによって選別されるが、もし選別されて精神性が低い連中と一緒にいるならば、それはあなたの精神性が低いということであり、それなりの苦しみと学習と、ようするに苦楽の幅が大きいのである。しかし、精神性が高くあって、高い連中と一緒にいるならば、それは苦楽のレベルは、あまり幅は振れないのである。

 だから、渦中にあって、大いに苦しい、大いに楽しいを愉しんでいる連中のほうが、渦中にない安全圏のわたしよりも、いくらかはこの世界を愉しんでいるだろう。わたしは、望んでこの地球に生まれてこなかったから、

 まあわたしの両親なんかは、わたしのことを望んで生まれてきたというが、それは地上人たちの都合で、わたしは、この世界に参入するときに、ある程度契約のようなものを、その数々の記憶と、それから、「このように生きる」という定めを負わされて、しかし、それは決してひどい扱いではないことが、この世のわたしが生きている中での、少々程度の申し訳程度の救いである。