生茶というとペットボトル飲料を思い浮かべると思うけど、
今回のは普洱茶の生茶のこと。
一般に低級品は散茶っていうバラバラの状態で短期間熟成されるけど、
高級品は型にプレスして熟成されるから、カタチのみで言えば見分けはつきやすい。
今回はプレスして成形された普洱茶。
1260円で買って、熟茶とはぜんぜん違う美味しさに惚れて、もう3個追加注文。
250g x 4個なので1kgということだけど、届いたら密封容器に入れて
暗所保管しとけばいいと思うので、保存に関してはあまり気にしてない。
というより250gでさえもアッという間に飲んでしまいそうだ。
この「中国土産畜産出口公司」というのが2003年に潰れているようで、
だから最低でも10年は経っているということだろう。それで陳年。
陳年の定義はたしか、10年以上寝かせて初めてつけられてたはず。
レンガ状に固められた茶葉を写真の茶刀でガリガリ削って飲むんだけど、
これが硬すぎて、手が痛くてしょうがない。氷削るより硬い。
お茶を飲むのにこんな苦労をする日が来るとは思ってなかった。
苦みはまったくなく、味の厚みは少し薄いものの、燻されたような味がする。
茶葉からはスイカのような、それでいてウッディーな薫りがする。
値段を考えてもこの味は類を見ないだろうと思う。
安すぎ。
低級品の散茶はコーヒーの如き黒さだし、きちんとしたのは全然黒くないから、
そういう見分け方もできるっちゃできる。
やっぱりでも、飲んでみないとわからないよ。普洱茶は。
枯れ葉みたいにキモいお茶が化け物級の美味さだったりするからね。
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