2024年9月18日水曜日

急須特集

お茶といえば急須だが、奥野はこれまでお茶の道9年以上であり、かなり様々な出し方を編み出しては研究してきた。でもこれは、あくまで大量に飲む人向けのやりかたであり、やはりちゃんと急須で出したほうが、オイシイのである。おいしさという意味では、急須がイチバンである。で、これは1回で300mlくらいしか入らないから、大量に作れるわけではない。

急須でちゃんと入れてやると、煎茶で300円の茶葉使っても70度で2分半くらい待ってやれば、だいぶ滋味みたいなバランスの良い知覧茶が出るのである。これはめんどくさがって急須じゃない出し方にすると、まあ飲めるんだけども、あんまりこう滋味てきな部分はない。手をかけたほうがちゃんと愛情がでるというか、それは非科学的だけども、なんかこう、ウマイのであるなあと。

急須の種類については、まあ陶器ならなんでもというか、一番美味しかったのは有田焼だったかもしれん。1500円くらいの有田焼で出した中央茶業公司の鉄観音茶極品は、究極においしくて、1回分で7杯くらい出して飲んだ覚えがある。茶葉の上香りというか味じゃなくてもう、香り成分でもうイッちゃってとろ~んとダウナーになるのである。まあこれは茶葉のよさがあり、一般にいう中国茶特有のそういうトローン現象だが、それを増強させてくれるのが有田焼であった。

100均で300円で売ってる急須とか、あるいは美濃焼、萬古焼の急須は、あんまりこう美味しさを増強するものではないが、まあ普通にほかの方法でやるよりは美味しい。ということで萬古焼とか100均ではなく、ぜひ有田焼の急須で、中がツルツルしてそうなものをえらんで、使ってほしいということである。以上

追記 2013当時の同型の急須を探してみた。写真ではそのまんまこれ、という型を見つけた。もうこんなんで十分ウマイ